「動脈硬化の予防について」 |
さて、ここまでのお話で、メタボリック症候群の終着駅ともいえる動脈硬化の恐ろしさが分かってもらえたでしょうか?
この動脈硬化は、あらゆる生活習慣と深い関係があります。動脈硬化は、メタボリック症候群でなくとも、どうしても加齢による進行も伴います。 そう考えると、年齢的に避けられない部分以上に、進行を促進する要素はできるだけ排除していきたいものです。
では何が、動脈硬化の進行を促進するのかもう一度考えてみましょう。 まず喫煙の習慣ですね。喫煙は血管や臓器への負担も大きく、さまざまな弊害が報告されています。
脂肪分の多い食事も血管に負担を与えます。その他、塩分、糖分の過剰な摂取なども血管への負担は大きなものとなります。 食生活の改善には常に気をつけていかなければなりませんね。
そして肥満です。肥満は動脈硬化のみならずメタボリック症候群すべての進行を促進する危険な要因となります。現在肥満傾向の方は、まず肥満の解消を目指さなければなりません。
肥満の予防、解消には、適切な運動習慣が食事制限とともに欠かせません。厚生労働省の「健康づくりのための運動基準」の中で生活習慣病の予防のためには継続して運動することが重要とし一週間で23エクササイズ(注1)以上の運動を勧めています。
継続して運動をすることと食生活の見直しを行うことは、あなたに健康で充実した時間をもたらすといえるでしょう。
注1:エクササイズとは…… 身体活動の強度(メッツ)に身体活動の時間(時)をかけたものです。
メッツ(身体活動の強さの単位)= 安静時の何倍に相当するかで表す単位。 安静時が1メッツ、歩行が2〜3メッツとなる。
例) 3エクササイズ = 3メッツの運動 × 1時間 = 一時間の歩行 | | ボーリング | | バレーボール | | サイクリング(ゆっくり快適) | | バドミントン | | サッカー | | ランニング(時速8km=12分/1.6km) | |
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2008.1.19
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松本 整 |
1959年5月20日、京都市生まれ。80年4月に門司競輪場でデビュー。通算1804走で415勝。2004年6月、第55回高松宮記念杯競輪で優勝し、G1最高齢優勝記録を更新、その直後に引退を発表した。現役時代から「中年の星」として、多くのメディアに紹介される。現在は、トッププロやオリンピック選手から高齢者まで、多くの人たちの競技力、身体能力の向上や健康増進の運動などを指導する傍ら、講演や執筆活動など多方面で活動中。 |
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・日本運動能力研究所 http://www.jeal.net/
理事長を務め、スポーツを通じて健康な社会づくりを目指す、特定非営利活動法人。
・クラブコング http://www.clubkong.com/
活動の拠点にし、独自理論・パワーチェンジトレーニングを実践しているスポーツクラブ。 |
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健康な食生活について |
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ドクターズコラム |
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ドクターズコラム2 |
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メタボリック症候群について |
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健康情報(クラブコングスタッフ) |
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